老の部分をはずさない

新浪剛史さん。「経営者になって、気をつけているのは、一つめは自分より圧倒的に年上の人との接点を持とうと心がけていること。経済界の重鎮と呼ばれるような、70歳以上の方に話を伺う機会を持つことで学ぼうとしている。老・壮・青とあるが、このバランスはすごく大事である。老の部分をはずさないことだ。経験という意味で、経営者の先輩たちの声は重要だ。二つめは、家庭を大事にしていること。社長になると、悩みに悩む。悩みの深さというのは経営者になってみて初めてわかる。正しいかどうか分からない。信じてこうなんだというのは、自分に言いきかせるところがある。これは副社長に言ったってわからないだろう、という悩みがある。そうすると、心の時間が大切になる。家庭の時間というのが非常に大切になってくる。」重鎮に学ぶ機会を。 【800】