豊かさを紡ぎ出す羽根車

波頭亮さん。「日本の既成緩和や構造変換が約10年遅れてしまった中で、日本の新しい産業として構築化の可能性があるものはエンタテインメントだと思っていました。20世紀の産業は、効率性や利便性を柱に豊かさを追求してきた。しかし、80年代後半以降になると、利便を提供にしてくれる物財がこれ以上増えても、もう豊かにはならない、幸せにはならない、ということがわかってきた。じゃあ、この先どうすれば人間はもっと幸せになるのか。新しい豊かさを紡ぎ出す羽根車は何処にあるのか、というと、まずはコミュニケーションにまつわるもの。いわゆるIT産業から始まりましたが、更に先にあるのはエンタテインメントと健康だと思うんです。利便性とはまったく別の軸です。」その先は何かなあ。IT以外で個人の創造性に関わる産業があるかなぁ。