しつこく考える

波頭亮さん。「しつこく考える。こっちの尾根から登ってみたらどうなんだろうとか、あっちの崖よじ登ってみたらどうなんだろうか、と考えて、正しいものを探そうと努力をする。すべてのロジックの分かれ目、エラー、代替案を潰しながら、正しいことを探っていって、やっと辿り着く。辿り着けないこともありますが、まあ、辿り着いたとする。で今度は、辿りついたのと同じくらい労力でそれを否定しようとしてみる。自分でディベートするんです。自分でやってることの揚げ足を世の中で他の人に取られる前に自分で全部取ってみる。それを繰り返していくうちに、ロジックが完成するわけです。ただ最近は、完璧な論理構築の末の結論が正しいかっていうと、必ずしもそうではない、現実の壁の厚さも少しは分かるようになって来ましたが。」頭の腕立て伏せを、いざ。