問題こそ現場力のガソリン

遠藤功さん。「小林製薬では、新商品売上高比率目標を初年度10%以上、4年以内35%以上に置いている。そのために、『技術ありき』ではなく『アイデアありき』のスタンスでアイデアの『種』を全社から集めている。社員2300人で、提案件数は年間36000件、うちアイデア提案が20000件。商品カテゴリーごとの『アイデア合宿』を毎月実施しており、市場性の検証をした後は、13ヶ月でスピード開発を行っている。このように現場力とは、自ら問題を発見し、自ら解決することを言う。そのためには、自分たちが業績向上を担っているという当事者意識が重要である。問題のない会社は存在しない。重要なのは、そうした問題に現場がどう向き合うかということである。カイゼンというのは、問題解決のことなのである。」問題、発見できていますか。