酒巻久さん。「皮肉で『こんなゆっくりやっていて給料貰えていいね』『会社に来て遊んで1000万円貰えるなら社長よりいいね』とは言います。あれをしろ、これをしろと口を挟むのはダメです。間違っている事を気づかせ自覚させること、自分自身で考えさせる事が大切だからです。一人ひとりが考えて、自分はこれくらいの時間でできると提案し、効率のよい方にみんなが移行していくという感じですね。社長はつい『オレはできるんだぞ』と見せたくなるのですが、そこを我慢して『どうしてそんなに遅いの』と質問するしかないわけです。教育は忍耐です。その代わり社員本人が気がつくとその後は早い。社長が指示すると、もっと良い方法が見つかっても社長の方法を変える事はできません。これが成長、発展を止める一番の原因になるのです」なるほど。