頭2桁の数で把握する

週刊東洋経済から。「孫正義氏は、上から2ケタの数字を覚えて、数を把握するのだという。たとえば、携帯電話の月間契約者数が7万8955件だったとしよう。この場合、孫社長は上の頭2つの数字をとって7万8000契約と覚える。解約率が1.27%ならば1.2%といった具合だ。ソフトバンクの携帯契約者数は1600万弱おり、解約率を1%、2%と覚えるとあまりにも誤差が大きい。2ケタでちょうどいいのだ。孫氏流の、数字を大づかみにする秘訣は、自分だけが使うものではない。実際、社員が孫氏に対して1の位まで細かな数字を報告しようとして、言いよどむようなときは、「何ケタも覚えようとするな。頭2ケタさえ覚えておけば、ほとんどの場合は大丈夫だから」と、アドバイスするという」この頭2桁の数字がさっと出てくるか否か。