リーダーと名参謀

小田晋さん。「リーダーには、発揚、軽躁、自己顕示という調子が高いタイプと、几帳面、律儀、仕事熱心、何事もきちんとする気配り人間で粘り強いタイプの2種類があり、これらが『出世する人』の代表的なタイプだ。他方、脳科学の研究が進み、天才とイデオサバン(ある1つのことだけに高い才能を発揮するが、その他の点で極端に能力の低い人)の脳はドーパミンのレベルが高いという共通点があることがわかった。ドーパミン過剰の人は、対人関係や日常の物事処理が不得手であったり、先行性が過ぎて現実を無視する傾向があるために破綻することが多い。経営者として成功するためには、現実原則を踏まえ、かつ経営的な能力を持った人が傍にいなければならない。本田宗一郎に対する藤沢武夫豊田佐吉に対する石田退三である」わがドーパミンはいずこ。