毎日自分を小さく律する

築山節さん。「脳の基礎体力は、日常的な雑用を面倒くさがらずに片づけることで鍛えられます。脳にとって雑用は、スポーツにたとえていえば、ランニングや筋力トレーニングです。公式戦のような格好良さはありませんが、それを毎日続けることで、長く動き続けられる人になってくる。人のやりたがらないような雑用でも自ら買って出て、コツコツとこなしていた人は、前頭葉が鍛えられ、意志的・主体的に行動する力の高い人になりやすいということです。毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる。そういう面が間違いなくあります。部屋の片づけでも、壊れているものを修理に出す作業でもかまいません。自分の身近にある、少し面倒くさいと感じる問題を毎日少しずつ解決するようにしましょう」面倒くさがらずに、雑用を。