リーダーの適切な介入

山本英樹さん。「ナポレオンは『軍隊にとって最も大切なのはモラール』と述べたという。高いモラールを擁した仏『大陸軍』はナポレオンの指揮のもと、怒濤の勢いでヨーロッパを席巻した。また、中国の『孫子』でも、『善く戦う者は、勢に求めて、人にもとめず』(戦上手は勢いに乗せることを重視し、一人ひとりに過度に期待をしない)と、組織の勢い、モラールの重要性を説いた。古今東西、組織の生産性にモラールは切り離せない。モラール低下には休憩、助言、配置換えなど、リーダーの適切な介入が必要だ。放置すると不安伝染は組織を横断し全体に及ぶ恐れがある。しかし、組織の構成、生質、成熟度など、あらゆる局面に対応できる万能型のリーダーシップなどあり得ない。強権型、忍耐型と介入のスタイルは変わる」上手に介入、できますか。