話のわかる人になるな

松平康隆さん。「私は、世の親御さん・先生・先輩など指導者の皆さんに申し上げたい。それは、「子供や生徒・メンバー・部下たちから、『話のわかる人』と言われたいと思ったら、絶対に失敗する」ということ。それでは人を育てられない。「教える」「身につけさせる」には、イヤなことがいっぱいあり、それは言わなければならない。嫌がられても避けてはいけない。優しいお母さん・いい先生・物わかりのいい社長と言われなくてもいいではないか。大人になった時、その価値は必ず理解される。後々になって、心の底から「ありがとう」と言われる、親であり・先生であり・指導者になって頂きたい。ぜひ、そのような気持ちを持って日々ご精進たまわりたいと心から希うものである」ミュンヘン・オリンピックの金メダルは、この考え方から生まれている。