チームワークも世界一

松平康隆さん。「私はミュンヘン大会での金メダル獲得について、3つの柱を考えた。第一はチームワークである。世界一の金メダルを獲るために集まった集団は、監督も選手も『同志的結合体』でなければならない。チームワークも世界一、そういうチームをつくること。二番目は世界一の技術。世界のどこも持っていない、“専売特許”の技術である。同時に、斬新な戦略と戦術が不可欠だ。特に戦術が重要。それを考え出さなければならない。第三の柱は、世界のどのチームにも負けないだけの体力を持ったチームをつくるということ。体格と体力は異なるものと私は思っている。この3つの柱を完璧になしとげないと世界一は覚束ない。その観点に立って、私は選手選びに入ったのである」あの頃、時間差攻撃に感動したものなあ。