久々に、家でカレーを作った。タマネギを刻み、ニンニクを炒めて、ルーを使わず、カレー粉で味を付けた正統派のビーフカレーである。自分でも割といい感じであると思い、家族にも一応好評であった。十年ほど前には、ある人に教えて貰ってカレールーに赤ワインどぼどぼと入れ、ビーフかたまり肉とニンジンをやたら長時間煮込むカレーを作っていたのだが、今回は子供の舌には合わぬだろうと思ってやめたのである。ところで外食のカレーと言えば、小学校５年以来通っている梅田（大阪）にある「インディアン・カレー」であって、あの甘い食感からスタートして途中で舌がしびれてくる感覚がくせになり、食後のアイスクリームとセットでもって、いまだにうまいと思う。そして、これはレシピ一つで何十年と稼げる、いいビジネスモデルだなあと思うのである。
