美味の三要素

新居裕久さん。「飲食後どうしてラーメンが食べたくなるのか。酒を飲むと血糖値が下がる。肝臓でアルコールを分解するとき、体内の糖分をエネルギーとして使うからだ。そこで糖分補給のためにラーメンが欲しくなる。それとラーメンをとると、脳内にベーターエンドルフィンというものがでてくる。これはおいしさと快感をもたらす働きがある。さらに、もっと食べたいという欲望を出すドーパミンが同時に分泌されるようだ。脂肪と糖分とだしのうまみは食を促す必須の栄養養分である。これらの単独、あるいは組み合わせが美味の三要素といわれ、よりうまみを作るコクを出す。美味だといわれるものを追求すると、この三要素が存在する。ラーメンもその一つで、後を引いたり、毎日食べたくなったりするのはそのためだという」酒後のラーメンは食べ過ぎですぞ。