経営者は志と哲学

nakatomimoka2008-06-26

冨山和彦さん。「宮本武蔵の『五輪の書』に、『今日は昨日の我に勝つ。明日は下手に勝ち、あさっては上手に勝つ』という言葉がある。自己否定を繰り返すことで勝機を見出すということである。また、徳川家康は戦いに敗れた醜い自分の姿を絵師に描かせて、寝床に張っていたという。(略)経営者として最も重要なものは『志と哲学』であると、私は断言できる。経営者は、時として孤独と恐怖に打ち震える夜を過ごす。そんな時、起きて本を読む。古典や先人が残した書を夜中に読むと涙が出てくることもある。人間は危機に直面するとブレる。トップがブレると現場は大変である。経営者が如何なる時もブレないためには、危機と冷静に向かい合い、眠れぬ夜に古典を読んで涙する体験を多く持つ、というようなことも有効かも知れない」昨日の我に勝てるか。☆     [☆マークのある日は向日葵さんの写真です]