エメンタールチーズ化

nakatomimoka2008-06-25

吉越浩一郎さん。「どんなに複雑にもつれた糸も、ほどいてみれば単純な一本の糸にすぎない。一カ所のもつれを緩ませただけで、意外とあっさりと全体がほどけることもある。それと同じように、一見すると複雑に思える難問であっても、ちょっと工夫し突破口を一つ見つければ、全体が解決してしまうことは少なくない。こういう考え方のことをフランス人は『システムD』と呼ぶ。デルブイエ(もつれた糸を解く)という言葉の頭文字を取った慣用句だ。会社で生じる複雑な問題も、このスタンスで対応するしかないだろう。また、あまりに問題が大きすぎて処理できないように感じられる場合は、そこにいくつかの『穴』をあけて押しつぶす工夫をするといい。私はそれを問題の『エメンタールチーズ化』と呼んでいる」即断即決に向けて、問題を捉え直そう。

☆今日からの写真はドイツの向日葵さんから頂いたものです。