世代継承的な夢を持つ

金井壽宏さん。「キャリア発達の段階として考えた場合、担当者レベルでは、『私は何になりたかったか』という個人的な夢が問われる。仕事の段階としては、個人として与えられた課題を担当者としてきちんとこなすような時期である。次に、マネージャーレベルでは、職場・組織単位として『われわれは何を実現したいか』という集合的な夢が問われる。これは、管轄する組織単位に与えられた課題を、基本的には部下を通じて実現していくという時期である。さらに、リーダーレベルになると、『われわれの夢』である点に変わりはないが、夢はより高度なレベルとなり、『この変化を通じて、次の世代に何を残していきたいか』という世代継承的な夢が問われるようになるのである」仕事で、次の世代に残していきたいことを、やっていきたいと願ったりする。