金井壽宏さん。「行動の起点となるモチベーションは、大まかに2種類に分けられます。まず1つめは『あんなふうになりたい』『ほめられたい』といった達成した自分に対する『希望』です。そしてもう1つは、『これをやらないと怒られる』『何かを失う』という達成しなかった自分に対する『不安』です。できれば『希望』を胸に何かを始めたいところですが、多くの人はこの『不安』がないと物事を始められない傾向があります。しかし、ずっと不安なままでは人は絶望し、集中力も持続力も失われていきます。長期的にモチベーションを保つためには、不安を希望に転換することが必要なのですが、意識的にはなかなかその転換が難しい。やっているうちに『これはできそうだ』というような小さな成功体験が得られることが必要です」不安がないとねえ。