食は命なり運命なり

nakatomimoka2009-08-25

江戸時代中期の観相家水野南北さんに「南北相法極意修身録」の著書あり、幸福になるためにわきまえなければならないこととして、(1)天禄を知り粗食・小食にすること。人間が一生に食べられる食物の量は天に定められている、(2)満つれば欠くることが天地の理と知ること。人間はすべてを手に入れることはできない。(3)物を大切にし、土に帰するまで適切に扱うこと。(4)分相応の行動をすること。(5)陰徳をつむこと、をあげ、これらのことを心がけていれば、福相となり幸せが訪れるとしている。「人を相するには、まず食の多少を聞き、これによって生涯の吉凶を弁ずるに、万に一失なし。にんげん生涯の吉凶ことごとく食より起こる。食を節することは 天地に陰徳を積むこと」なのだそうだ。そうか、幸せと食べ物という新たな視点。