沖縄の祖先崇拝

nakatomimoka2009-08-26

名嘉睦稔さん。「沖縄の祖先崇拝っていうのは、先祖があって親があって自分があるという、生命が発生したことに対する、生きていることに対する、感謝の方法だったんだよね。位牌を作るのも親の骨を大切にするのも墓を作るのも、それらを通して、自分が生きてきた時間軸を見ようとするものだった。それを司る存在としてユタとかカミンチュなどがいた。今でもユタは見える世界と見えない世界の関係を手助けして、人の心の平安というかバランスを取るためにいるわけだけれど。そもそも沖縄には女性すべて、母親とか姉とか血のつながりのある人を守護神だと考えて、すべての生き物、男とか子供たちを加護しているという考え方があって、何かあったら相談に行ったり、海に行くときに『海いくよ!』と姉さんや妹に声をかけたりする」生きていることに感謝。