男にしては、かなりの甘党であるからして、当然のように菓子も作る、ことは作るのだが、凝るわけではない。従ってレパートリーも、１にスコーン、２にパウンドケーキ、３にスポンジケーキかクッキー、という程度。まあ、有り体にいえば、粉と砂糖と何かを混ぜて、オーブンで焼いているだけの話である。ところで、ある人に、「料理の分量は適当でよいが、菓子の場合は１グラムまで厳密に」と教わった。たしかに、砂糖を減らすと、ふくらまなかったりする。なるほど、そういうものなのだ。スポンジケーキをふくらませるにあたり、泡立ての最後をゆったりしてみたりして工夫するのだが、なかなかあのふかふかな領域には達しない。まあ、それが手作りの良さなのだが。で、以前からのあこがれがあの丸いケーキの型（底が抜けるやつ）。あれ、買ってみようかな。
