勝敗を決めている要因

nakatomimoka2010-01-19

羽生善治さん。「プロ同士の対戦では、勝率に差があったとしても、せいぜい一割か二割しか違いません。点差でいうと、一点、二点の差で勝敗が決まります。それぞれ努力をしているし、能力としてはわずかな違いしかないのです。一手差の勝負であれば、まだ勝つ見込みはあります。ところが、二手以上の遅れを取ってしまったら、その勝負はあきらめるしかありません。そのくらい、プロ同士の力は拮抗しているのです。では何が勝敗を決めているのかというと、結局、知識でも頭の回転でもなく(もちろんそれらも大切ですが)、最後には「負けたくない」という気合いや、勝つことへの確信、自分への信頼、分が悪いときに踏みとどまる根性などの、今の時代にはあまり評価されない泥臭い能力や意識の力が大きいのではないかと思います」勝つための根性。