たとえ結果が出なくても

nakatomimoka2010-01-20

羽生善治さん。「短期的な目標を立てる際には、ただ『勝つぞ』というのでは目標になりません。この作戦を一か月間研究してみよう、というような目標を立てるのです。目標を立てた期間中は、たとえ結果が出なくても不安にならないように心がけます。戦法を使いこなせるようになるまでに時間がかかるために、焦ってやめてしまう棋士も少なくないのです。そこをもう少し頑張って目標を超えていくことが大事ではないかと思っています。戦法のモデルチェンジは、急にはできないものです。やはり何ヶ月か、大きいものだと年の単位でかかります。不安になるということは、実がそれが目標に近づいてきた裏返しでもあります。だから結果が出ないことで不安を感じたときには、もう8合目まで来ていることが多いのです」目標に向かって持続する気持ちを。