消費環境の大きな変化

nakatomimoka2010-03-18

鈴木敏文さん。「1970年代はモノがまだ不足していた時代。ですから、モノを並べておけば売れました。80年代になると、売れる商品と売れない商品に分かれ始めた。売れない死に筋の商品を排除して在庫を厳密に管理し、利益を確保する発想が求められました。90年代は消費飽和の時代です。バブル崩壊で経済は冷え込みましたが、実は可処分所得がマイナスに転じたのは97年になってから。それ以前は増えていたのにモノは売れなかった。消費に心理的な影響が色濃く出て、精神的な不況という側面が強かった。2000年以降はその消費飽和が一層進み、質の充実を図り、新しい商品を投入することが求められた。今は『消費者の購買意欲を刺激しなければ売れない時代』だと考えています。下取りセールはこうした現状認識で始めたものでした」どう売るか。