和菓子の愉しみ

nakatomimoka2010-05-08

中国からのインターン生に、和菓子を説明しようと試みたことがある。ところが、「もれなくだぶりなく」説明するのは至難の業であって、全国和菓子協会がなにせ「和菓子の種類は細かく分ければ際限のないもので、とても一言では言えません」とホームページに書いているほどなのだ。干菓子があり半生菓子があり、生菓子がある。もち、まんじゅう、羊羹、団子、最中、ういろう、飴、せんべい、……。そして季節の和菓子がある。その時は春で、みんなでお花見をしたので、桜餅と花見だんごを買っていった。甘党なので、何でも好きなのだが、やっぱり生菓子かな。鶴屋吉信の京観世、松江・桂月堂の薄小倉、愛媛県西条の星加のゆべし、鶴屋八幡の百楽、虎屋の夜の梅。5月5日は実家でちまきと柏餅をいただいた。いかん、食べたくなってきたぞ。扇げば貴し和菓子の温。