今年の干支は辛卯（かのと・う）。関西師友協会によれば、「辛」の初義は、「入れ墨に用いられる針のことで、しんのほかに、はり、からい、と読み、つらい、苦しい、耐え難い、むごい、という意味ももっており、殺傷を伴うという、といった解釈もある。「卯」は、一説に左右に開いた門の象形で、春の陽気に万物が冬の門から飛び出し、陽気の発生衝動により、草木の芽や葉がしげる。繁栄した茨や茅がからまり、もつれるように根がはびこれば、手のつけようがなく、動きのとれないようになるもので順次思い切って剪定する。それができないと、紛糾、混乱、分裂、破壊へと連なる。」すなわち、今年は、「基本を踏み、筋道を立てて、断固実行して困難を克服しれば、繁栄へと導くことができる」年なのだという。つらいことを乗り越え、繁栄にむけて、いざ。
