レッテルを貼るな

nakatomimoka2011-01-16

木崎喜代治さん。「(1)物語を書く時は、私が大事だと思う事を書く。従って、価値判断が入っており、ありのまま、ということはあり得ない。にもかからわず、我々は書かれたものをあまりにも信じ込み過ぎる。(2)歴史はサクセス・ストーリーではない。過去は間違いであって、だんだん正しい方へ行くというのは間違い。信じるということは宗教にとって美徳であるが、学問にとっては悪徳である。(3)レッテルを貼るな。白か黒かではなく、各人をとっても非常に多様である。レッテルを貼って終わるようなものではない。(4)学問をやるときは、現代の思想を善だとしてはいけない。われわれの世界が十の価値を持っているということからできるだけ脱しようとせよ。(5)人を全体として見ていくこと。現代に残っているものだけを見ない」教えを守れているか。