今はそれが天才なんだと

nakatomimoka2011-07-12

松任谷由美さん。「私の中で、『天才』の考え方が変わってきた。以前は霊感みたいなインスピレーションがあって、それが突然降りてくるものと思っていた。10〜20代がそうだったように。30代の終わり、その霊感がなくなってしまうのが怖くなった。でもちょうどバブルがやってきて、そのまま走り続けた。何しろ、毎年2枚アルバムを出していたのだから。年齢を重ねると、『もういいじゃない』っていう悪魔のささやきが聞こえてくる。でもそこで立ち止まってしまうと、苦しむのは自分。振り返ってみると、10〜20代ももがき苦しんで曲を書いていた。でも過去は美しく見えるし、身体も若いから、苦しんだ記憶は薄れてしまう。やっぱり、苦しくても一歩一歩歩いて目指すところにたどり着く。今はそれが天才なんだと思っている」苦しくても。

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