あるべき姿と変革のシナリオ

nakatomimoka2011-10-21

伊丹敬之さん。「もう一つの戦略の定義は、『企業や事業の将来のあるべき姿と、そこに至るまでの変革のシナリオ』である。その第1の要素は、5年先なり10年先の企業や事業のあるべき姿を示すことであり、第2の要素は、そこへ現状から至るまでの『変革のシナリオ』を描くことである。現状の延長線上では、将来のあるべき姿は達成できない。従って、なんらかの変革の行動をとる必要がある。それをどんなシナリオで取っていったらいいのか、その方針の提示が必要なのである。3つのポイントは、(1)目標そのものを決めることを戦略の内容に入れていないこと。(2)『変革のシナリオ』という部分を明確に戦略の一部として入れていること。(3)発想の順序として、まずあるべき姿を描いてから、現状を認識すること、である」現状からでなく。