スローガンは戦略ではない

nakatomimoka2011-10-20

伊丹敬之さん。「最も基礎的な戦略の定義は、『市場の中の組織としての活動の長期的な基本設計図』である。たんなるかけ声、スローガンは戦略ではない。スローガンと戦略の取り違えあるいは混同がいかに多いことか。また、活動が実行できるために必要であるはずの資源の裏付けがきちんとなされなければならない。カネもヒトも配分しないでおいて何かを達成せよというのは、たんにスローガンに過ぎない。『こうなりたい』という意志や構想、そしてそうなるためのシナリオ、その両方がそろってはじめて設計図になる。中核戦略は、構造・枠組みであり、(1)何を誰に売るか、(2)売るために、自分はどんな仕事をするか、(3)その仕事のために、どんな能力と特性を持つか、ということであり、この土台の上に展開戦略が創られる」目標値だけでなく。