橘玲さん。「リーナス・トーバルズは、人生にとって意味のあることは３つあり、それは段階を追って進化していくという。第一段階は、生き延びること。人類はその長い歴史の大半を、メス（オス）を獲得して次世代に遺伝子を残すことに費やしてきた。第二段階は、社会秩序を保つこと。ヒトは社会的な生き物だから、群れのなかでしか生きられない。集団のなかですこしでも高い秩序を手に入れることが、彼らの人生の目的だ。そして第三段階は、『楽しむこと』。豊かな社会では生存に対する不安は消滅し、テクノロジーによって広大なネットワーク空間にアクセスできるようになった。そうなれば、生きる目的は楽しむことしかない。リーナスは、お金や仕事とは関係なく、好きなことを純粋に楽しむことこそが人生の意味だという」それがぼくには楽しかったから。
