欲望・怒り・迷いを削ぐ

nakatomimoka2012-06-13

小池龍之介さん。「精進の『精』は、削り落とすという意味を持っています。削り落とす対象は、ストレスの元凶たる精神的な三つの毒素、すなわち私たちを一瞬だけアドレナリンのような刺激的な燃料によって駆り立てはいたしますものの、その後にストレス性の毒物として残存し、やる気をグッタリ失わせる『欲望』『怒り』『迷い』、これらの精神的贅肉をできる範囲でそぎ落としながら進みますこと。それが精進ということです。一つひとつの行為をしっかりと実感し、次から次へ起こる感覚の変化に向かって、しっかりと心を寄り添わせ、連動させるようにいたしますと、うまくすれば煩悩の作用が静まって、激しい幸福感を覚えることができるはずです。これを没頭できていることによって、心が空になっている状態の味わいと申せましょう」精進していく。