刺激的なコラボレーション

nakatomimoka2012-06-29

木滑良久さん。「出版社はあまりきちんとした組織になってはいけない。町工場のように、一人ひとりの意思がすぐつながるような、小さなグループがいいのです。人間は組織化されてずっと同じところにいると、飽きたり疲れたり、消耗して沈滞してしまう。それを乗り越えるには、外に出て行って、面白い人たちと刺激的なコラボレーションをすることです。だから、色々な才能を持った人たちが、編集長の元に集合離散して雑誌を作る、”国境なき編集部”がベストです。雑誌作りはジャズでいうジャミング、即興演奏のようなものです。ジャズトランペッターの渡辺貞夫は、外国人ミュージシャンと初顔合わせをするや、その場で彼らのピアノやベースに即興で応じてしまう。音が次第にまとまって化学反応が起こり、すごい演奏が始まります」そんな場を。