どこかで一回抱きしめる

nakatomimoka2012-06-28

週刊東洋経済から。「社員が永守を受け入れる2つめの理由は、『本気』で接するからだ。永守の社員教育は厳しい。混雑する京都駅の構内だろうと、取引先300人が出席する賀詞交換会の席上だろうと、容赦なくしかり飛ばす。特にケアレスミスは許さない。プレゼン資料の年度表記を間違えたIR担当者は、『そんなことでは責任ある仕事を任せられない』と一喝された。しかし、感情の赴くまま、ネチネチと痛めつけるようなまねはしない。さりげなく、後のフォローもある。こうした”流儀”も、母親仕込みである。『小さいとき、なかなか綿菓子を買ってくれない。今日買ってくれなかったら、盗んでやろう。そしたら、買ってくれた。どこで愛の手を差し伸べるか、知っているわけ。普段はビシバシやる。けど、どこかで一回、ぎゅっと抱きしめる』」本気で。