普段に戻ろう

nakatomimoka2012-08-03

ルドルフ・ジュリアーニさん。「テロの3、4日後、遺族達に率直に聞いた。『どう振る舞えばよいのか』と。『いつもの通りで』というのが答えだった。その2日後から『ふだんに戻ろう』といい始めた。悲しみにくれている人はいた。でも、危機を克服するにはそれが一番よいと思った。テロの経済的打撃も大きかった。だからブロードウェイの俳優に『仕事に戻れ』と促した。『レストランを開け』『野球を再開しろ』と。10日目に自らコメディー番組に出演し、『みんな笑っていいぞ』と言った。人々の目を未来に向けさせ、『いつまでもこの状態が続くわけがない』と思わせることだ。個人の鬱状態と同じく、社会の鬱状態の主な原因は先行きの展望の欠如だ。できることは沢山あるのに、体は大丈夫なのに、心が言うことを聞かない。だから前を向かせる事が大事だ」前を。