目に見えない次元の宇宙

nakatomimoka2012-08-13

内田樹さん。「実際には知らない。でも、『知っていること』にする。それによってある種の『予知能力』を手に入れることができる。何しろ、『これからどうなるか私は知っている』という前提で行動するわけですから。打つ手打つ手がすべてぴたりと当たる。もちろん実際にはこれからどうなるかなんて知らない。しかし、知らないけれど知っているかのようにふるまうことはできる。そして、その詐取された全能感はあきらかに私たちの心身のパフォーマンスを向上させる。だから結果的に『打つ手打つ手がぴたりと当たる』ような気になるようなことも起きる。私たちが想定する危機とは例えば『いきなり刀で斬りかかられる』というような危機的状況です。そういう状況を生き延びるためには、とにかく心身のパフォーマンスを最大化しなければならない」味わって見たし。