気持ちを頭から遠ざける

nakatomimoka2012-08-14

王貞治さん。「何かをやってやろうという時は、大概の人間は頭で考えてから行動していますから、『意識が上がっている』状態なんですよね。こうなると、もう氣は出ない。自分の身体に氣が滞ってしまう感じですね。たとえば頭に意識を置いて、『打とう』『打ちたい』と思っているうちは、いくら自分ではビュンと振ったつもりでも、全然振れていない。生きたスイングになってないんです。藤平光一先生に『とにかく、いかに気持ちを頭から遠ざけるかが大切なんだ』とよく言われましたよ。例えば、あれこれ考えて眠れないときなどは意識が頭に行っている典型的な状態になっているわけですが、そういうときは、『足の指の先から、氣がビューっと外に向かって出ているようなイメージを思い浮かべればいい』というアドバイスもいただきました」頭から遠ざける。