老けるとは夢を持てなくなること

nakatomimoka2012-10-28

池谷裕二さん。「未来を想像するときにだけ活発に活動するのが特に顕著だった脳部位が、『前運動野』つまり身体の運動をプログラムする大脳脂質でした。スポーツ選手のイメージトレーニングは、そうした効果を狙った訓練ですし、さらに言えば、『夢が叶った』というのも、自分の将来像を具体的に描くことによって、身体や脳が自然に目標に向かって準備した結果だと解釈することもできます。想像力のメカニズムに関して面白い事実は、記憶を司る脳部位『海馬』が関係していることです。アディス博士らは、未来を”活き活き”と想像する時に右脳半球の海馬が活動することを報告しています。海馬が衰えると、鮮やかに未来を描くことができません。ひょっとしたら、脳が『老ける』とは夢を持てなくなることと似ているのかもしれません」夢を持ち続ける。