無意識の力にゆだねる

nakatomimoka2012-11-25

リチャード・ワイズマンさん。「違いが一、二カ所しかない選択肢の中から一つを選ぶ場合、意識の力は状況について冷静に理性的な判断を下し、最もいい選択を行う。だが、その力には限界があり、一度にかぎられた数の事実や数字しか処理できず、問題が複雑になるとあまりよい判断が出来ない。そのため意識は状況を全体として捉えるかわりに、最も目立つ要素だけに注意を集中し、全体を見失いがちになる。かたや無意識は、私たちが日常の様々な場面で出会う複雑な選択を扱うのがはるかにうまい。無意識効果に関するファン・オルデンらの説明は、『無意識的思考理論』と呼ばれている。複雑な問題に関しては、考えすぎは即断と同じくらいよくない。大切なのは決めるべきことを頭に入れることと、意識を遊ばせ無意識に出番を与えることだ」無意識に、出番を。