必ず追いついてみせる

nakatomimoka2013-08-23

福井俊彦さん。「戦後の20〜30年というのは、やはり高度成長であって、所得の平等化が想像以上に進んだと思います。私の勝手な解釈は、戦争に負けて本当に焼け野原に立った我が同胞が、みんなで力を合わせて、絶対にこの負けは取り返すと。しかも目標がはっきりしている。勝った連中だと。欧米諸国だと。必ず追いついてみせる。場合によっては追い越してみせる。ターゲットが非常にはっきりしていたので、言ってみれば、みんなで力をあわせやすかったし、しっかりスクラムを崩さない方が成果を上げやすいと考えた。変に、私は社長だから余計に分け前を取ることをしないほうが、この人は力がないと思っても皆で引っ張っていったほうが、全体のパイは大きくなるという姿で来たのが、戦後のサクセスストーリーの基本構図ではなかったかと思います」納得。