恋は進化上の工夫

nakatomimoka2013-08-24

中野信子さん。「誰かを見た時に起こる『胸の高鳴り(心拍数の変化)』など生理的な変化に伴う感情の変化を『ときめき』と呼び、それが特定の人物を対象にして起きる状態を『恋』と呼びます。個体の生存を考えた場合、子孫を残す行為は、女性では肉体的な負担となり、男性では子育てにかかる経済的負担となりますから、恋=ときめきによって脳の働きを一時的に麻痺させてやらなければ、子孫をつくろうという方向には脳が判断してくれない。こうした理性的な判断を一時的に麻痺させ、『個体優先』ではなく、『種の保存優先』の行動を取らせるシステムが、脳が大きく発達してしまった人類が子孫を残すためには必須でした。ドーパミンの分泌量だけから言えば、思春期から20歳代前半くらいが最もときめきやすい年代になります」こういうと身も蓋もないな。