欧州の歴史づくり

nakatomimoka2013-08-22

福井俊彦さん。「経済統合、市場統合、通貨統合と、最後は財政統合。一番厄介な段階は通貨統合の段階です。通貨が一本ということは、異なる多くの地域をあわせて、その中で金利も、為替相場も1本になる。それで全体をうまく調整できますかという、これが一番厳しい局面です。今、その一番苦しい局面にあり、想定されたとおりの矛盾、ほころびが出てきて、これを乗り越える苦難の道を今、ヨーロッパは歩いているということではないかと思います。あり得ないことが今起こっているけれど、あえてこれを飲み込みながら次へ行こうというのが、ヨーロッパの人たちの歴史づくりなのです。そういう人類の試み、心意気みたいなものが勝つかどうか。私はヨーロッパに住んでいた経験もありますので、きっと勝つと思っています、どんなに苦しくても」歴史を作る試み。