分かれ道は優勝の翌週に

nakatomimoka2013-12-12

青木功さん。「ゲーリー・プレーヤーがJALオープンで勝った当日、表彰式などがすべて終わった後、飛行機の出発時間までまだ時間があるからと言って、優勝したそのコースを一時間ほど走って帰ったと、後日聞いたんですよ。当時の日本のプロたちには、努力は人に見せるもんじゃないと思ってたから、『嫌みなやつ』と映ったんだね。でも、この姿勢が、一流を何年も続ける秘訣であることは言うまでもありません。プロゴルファーが優勝すると、その晩は、どこかで大なり小なりの祝勝会があって、翌日の月曜日は花が届いたり、所属先にごあいさつに行ったり、何かと忙しい。優勝したことを一刻も早く忘れることが、一流と二流の分かれ道。前の週の優勝を祝うよりも、注目されているその週の試合で、いかに上位に入るかを努力すべきなんだね」分かれ道。