人の組み合わせ

nakatomimoka2014-01-09

松下幸之助さん。「武田信玄は、生涯自国に城というものを築かず、”人は石垣、人は城”という考えに徹して、人を重視し、人を最大限に生かして地歩を築いたが、人を使うについて、こういうことをいっているという。『自分は部下に釣合ということを考えている。例えば馬場信房は寡言で気位が高い。だから、よくしゃべりものごとをテキパキとやる内藤昌豊と組ませる。山県昌景は性急で、敵を見ると自分の軍勢だけでも攻めかかるような所がある。そこで、高坂昌信のように、まずじっくり考えてから行動する者と一緒に働かせる。強情な者には柔和な者を組ませれば、水と火とが物を煮るようにうまくいくものだ』つまり、人を使うにあたっては人の組合わせということが大事だというわけである。そうした人の組合せの妙というものを知らなくてはならない」組合せ。