まずほめる

nakatomimoka2014-05-17

D・カーネギーさん。「マッキンレーが大統領選挙に立候補した際、ある有名な共和党員が選挙演説の草稿を書いて、一代の名演説だと自負し、得意になってマッキンレーに読んで聞かせた。聞いてみると、よくできたところもあるが、全体としては使い物にならない。このままでは、非難のあらしが起こりかねない。『とてもうまくできた、すばらしい演説だ。りっぱなものだよ。これだけの演説の原稿が書けるものは、まずいないと思うね。適当な場合に用いれば、百パーセントの効果があるだろう。だが、今度の場合には、ちょっとまずいのではないかと思うんだが、もちろん君の立場からすれば、これほどりっぱなものはないのだろうが、私は党の立場から考えてみなくてはならないからね。どうだろう、わたしの主旨にそって、もう一度書いてくれないか』」最初にほめてから。