上原浩治さん。「私は決して強い人間ではない。では、いったい、何が私にそうさせるのか。他人からすればストイックに見えるほど、同じ日常を積み重ねさせるのか。答えは極めてシンプルだ。『後悔したくない』それが理由だ。後悔にはふたつある。ひとつは、『あのとき、どうしてあんなことをしてしまったんだろう……』という後悔。そしてもうひとつは、『あの時、どうしてこうしなかったのか、こうしておけばよかったのに……』という後悔だ。私にいわせれば、そもそも過去は戻ってこないのだから、どちらの後悔もしてもしようがないと思うのだが、前者はまだいい。結果としてうまくいかなかったかもしれないが、『何かしらの行動を起こした』ということだからだ。だから、私は、『行動した』ことに対する後悔はしたことがない」後悔をしないためにも。
