気配を感じ取る力

nakatomimoka2014-06-29

桜井章一さん。「目だけで場を見ていては、テクニックにごまかされてしまう。また、見ることに囚われていると、最も肝心な『感じること』がおろそかになりがちです。気配を感じ取る力が邪魔されてしまう恐れがあるのです。『何も見るな』と言っているわけではありません。ただ、たいがいの人は見ることに重きを置きすぎているので、『見るな』と言っておくぐらいでちょうどいい。そうやって見る比重を減らすことで、一瞬だけパッと見たときに何かに気づく力は確実にアップします。見る時間が短ければ短いほど、重要なものだけがひとりでに目に入ってくるようになります。見なくても向こうから目に入ってくる。そういう情報を素直に拾っている状態が理想的です。視覚というのは、身体の機能のうち、ほんの一部に過ぎない、という意識を持つのです」ふむ。