守りに入ると悪化する

nakatomimoka2014-07-09

桜井章一さん。「降りるのは、安全を確保するためのものです。けれども残念ながら、安全なんてどこにもありません。一見、安全に思える方法や、とりあえずその瞬間だけ安全な方法はあっても、そんな小手先の技術は、大きな危険と背中合わせなのです。商売に例えていえば、お客さんが続々と詰めかけていたら、まさか『ハイここまで』とシャッターを下ろしてしまうようなことはしません。せっかくいい体勢になっているのに『勝負せず』では、流れ込んでいる運をシャットアウトしていることになります。なぜシャッターを開けておくことができないのか。失うのが怖いからです。一旦得たものを手放したくなくて、守りに入ろうとする。そこに落とし穴が潜んでいます。守ったり、日和ったりした瞬間に、その人の体勢は悪化を始めるものです」守りに入らない。