たいしたことない

nakatomimoka2014-08-20

桜井章一さん。「苦しみの多くは、そんな思い通りにいかないところから湧いてくるのだろう。私は『期待は病理』ということをよく言うが、期待というのはあまりしないほうがいいのである。もちろん人間の自然な感情として何かをすればおのずと期待というものは芽生えたりするものだが、それは一瞬感じたらあとは忘れてしまったほうがいい。とくに大いに期待するということは最悪の結果を招くものだ。大いに期待すればまずその通りにならない。それは新たな苦しみや葛藤の元となるだけである。では、すでに苦しんでいる状態にあるときはどうするか。『たいしたことない』と『知ったこっちゃない』、この二つを私はよく念仏のように口にするのだが、そんなふうに思っていると辛いなというときでもその気分が次第にやわらいでいくのである」たいしたことないや。