佐藤富雄さん。「さらに驚くのは、口に出していうことによって、それまで見えていなかったものが見えるようになるという点です。たとえば、『人生ってなんて素晴らしいのだろう』と言葉に出したときから、今まで見えなかった素晴らしいことが見えだすのです。どんなことも頭の中で理屈をこねているうちは、なにも見えてきません。ところが、『なんとかなる』といった言葉を口に出した時には、なんとかなることがちゃんと見えてくるのです。言葉というものは、それを言った人を規定してしまうものです。過去に失敗したことを口に出すと、必ずその失敗を繰り返してしまい、自分を失敗しやすい体質にしてしまうものなのです。ですから、なるべくそういう経験は口に出しません。いいことばかりを話し、悪いことは聞かれても話さないのです」うまくいく。
