ひとまとまり三十人

nakatomimoka2016-06-22

丹羽宇一郎さん。「技術部門、管理部門、営業部門など各部署がタコツボ化し、他の部署の問題点について言及しないのは、大きな組織になればなるほど見られる現象である。ひとまとまりの組織の最大単位はだいたい六十人といわれる。社長がコントロールできる取締役は六十人。取締役の下の部長が六十人。部長の下の課長がまた六十人……。しかし私の経験からいえば部下の状態を把握できるのは三十人が限度である。それ以上増えたら、組織を分割するか、管理職を増やすか、体制を見直したほうがいい。一番下から一番上にメッセージが伝わるまでに何段階も経るため、最初の白という報告が、社長のもとに到着する時には黒になっていることがよく起きる。毎週、二十〜三十人の部課長らと直接討論する場を設けたのも、そういう弊害をなくすためだ」三十人かあ。